役員対談

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ロボフィスの経営をけん引する取締役・佐藤麻里子と渡邊旬が会社をとりまく現状と会社のこれから、
そして求める人材像について本音で語ります。
ロボフィスが目指す未来とは─?

取締役 佐藤麻里子

大手小売会社からコンサルティング会社に転身。新規事業コンサルタントとしてポイント事業・学生事業・MVNO事業の立ち上げ等に携わる。2014年からはマネジャーとしてチームを率いながらAIチャットボット事業・コールセンターのデジタル関連事業の立ち上げ等に力を注ぎ、2018年にロボフィス㈱を立ち上げ、取締役就任。

取締役 渡邊旬

大手食品メーカーにて営業・企画業務に従事。コンサルティング会社に転身後はオペレーション改善、ITソリューション導入策定、BtoB向け新規サービス企画設計、ユーザーニーズ調査、アライアンス推進等のプロジェクトを手がける。2018年にロボフィス㈱を立ち上げ、取締役就任。

狙う市場はRPAのみにあらず。
「企業課題の解決」というビッグオーシャンに漕ぎ出す

─まずはRPAツールの市場について教えてください。

佐藤:ソフトウェアとしてのRPA市場というのは、日本では2016年以降、年間200%、300%と急スピードで拡大してきました。最近では大手企業を中心にかなり普及してきたこともあり、黎明期よりは市場拡大の速度は緩やかになっていると感じています。

渡邊:ただ、RPAをソフトウェアとしてではなく「ロボットによる業務の自動化」と広義にとらえるなら、まだまだ伸びていくでしょうね。それに、黎明期と今のRPAを比較すると、機能や使いやすさ、価格が大きく改善されているんですよ。RPAにAIやローコードツールなど他のものを組み合わせることで業務効率化できる事例も増えていて、導入するメリットが格段に広がっています。

佐藤: RPAって即効性があるんですよね。お客様がお困りの業務って、大量の定型業務であることが多いんですが、RPAを導入すると、場合によっては次の日からボタン一つでやらなくてもいい業務になるんですよ。これってすごいことですよね。お客様にすぐに効果を感じていただけて、「ありがとう」と感謝してもらえる…。私はRPAに惚れ込んでいます(笑)。

渡邊:私は「ロボットがヒトと同じコトをする」という点が好きです。すごくシンプルですよね。シンプルだからこそニーズが高い。少子化時代、これからバックオフィスはどんどん人員が減っていきます。そんな中で業務を円滑にするために、RPAは絶対になくてはならない存在になりますよ。これまでの働き方を大きく変えるツールだと思っています。

佐藤:実際に私達役員も現場で動いているので、お客様と直接お話させていただくのですが、どちらの企業も人材不足だとおっしゃられているんですね。少子化が進んでいて、これまでと同じ業務をこなすのにも、業務効率化は避けて通れません。なので、これからRPAを含む業務効率化のニーズが下がるという状況はあり得ないんじゃないかと思います。RPAに関しては、時々「効果が出なかった」なんて記事を見かけることもありますが「ロボフィスに相談してくれればいいのに!」なんて思います(笑)。

渡邊:RPAの導入に失敗する多くのケースで、導入の仕方がまずかったり、ソフトウェアを買って終わっていたり、ノウハウが足りないことが原因であることが多いですからね。そういった点をしっかりフォローできるのがロボフィスの強みです。

取締役 渡邊旬

佐藤:うちは効果が出るソリューションしか提案しませんからね。私達の根源って、RPAやデジタルツールの導入だけでなく、それをお客様の社内に浸透させて、最終的には企業課題の解決にまで持っていくことなんですよ。最近だとDXの推進だったりとか。
従業員が新たなデジタルツールを使いこなして価値を創造するプロセスのことをデジタルアダプションと言うんですが、これはDXにはなくてはならないプロセスです。デジタルアダプション市場は年平均成長率を見ても今後大きく伸びていきますので、こういった市場も視野に入れていきたいですね。

渡邊:そもそもなんですが、ソフトウェアとしてのRPA市場とかデジタルアダプション市場とかって言うとらえ方がもう狭いのかもしれないですよね。「業務効率化」「企業の課題解決」という視点でとらえると、それって全部過程の話です。「企業課題の解決」というところに焦点を当てると、RPAもDXもつながっているし、それらを使って企業の皆さんが困っていることを解決していくことこそが市場だととらえてみる。すると、私達がいる市場ってかなり大きなものになるんじゃないでしょうか。

佐藤:絶対にお仕事がなくなりませんよね(笑)。

渡邊:企業課題の解決って、そこに所属する方が絶対になんとかしないといけないことですからね。それがどういう未来かっていうと、小売だと無人レジが普及するとかですよね。結構大きな変化だったと思うんですが、今後こういった変化はどんどん出てくると思うんです。そういう大きな変化が目に見えるようになってから「デジタル化しよう!」と思っても急にはできないですから、デジタル部分だけ考えても市場は相当大きいですよ。

より多くの企業の力になりたい
そのために事業拡大を目指す

─ロボフィスが3年後、5年後、10年後に目指す姿をお教えください。

渡邊:2018年に創業してから80名規模にまで拡大してきまして、 3年後は少なくとも倍の社員数になっていればいいなと考えています。先ほどお話ししたように、大きな市場ですので、今も人手が足りない状況なんですよ。

佐藤:正直これまでは自分たちの成長で精一杯なところがあったんですよね。でも、すごく多くのお客様とお仕事をさせていただいて、今はノウハウもかなり蓄積されてきています。そうした経験を活かせば、もっとお役に立てるお客様やビジネスシーンがたくさんあるはずなんですよ。

渡邊:全国に事業所がありますが、まだお会いしていないクライアント、そして企業課題がたくさんあるはずなんです。そう考えると、今は我々がお力になれる方へ十分に手を差し伸べられているとは言えないんじゃないかと思っています。でもそれを実行するには、人的リソースが足りていないんですよね。欲を言うと3倍とか(笑)、目指していきたいです。
それに、創業以来さまざまなお客様とお付き合いする中で、ニーズの高いソフトウェアやサービスをパッケージ化したものを販売していってもいいんじゃないか、という将来像を描いています。これは5年後に足掛かりが見えているといいかな?

取締役 佐藤麻里子

佐藤:なかなか我々の手が届かないクライアントに対してパッケージ化したサービスを提供するというのは、すぐにお互いの接点を築く手段になり得ますからね。そんなことをしながら、5年後は300名規模になっていたいな。10年後には500名!
企業ですから成長は目指しますが、それでも今の理念──「ソリューションに即効性があること」「小さな施策を重ねて成功体験を積み重ねること」「お客様と伴走して、一緒に壁を乗り越えていくこと」「ROIにこだわること」──これらは軸として持っていたいと思っています。

渡邊:そうですね。パッケージ販売にしても、目的は「お客様の経営課題を解決すること」であり、その手段が今の我々の手法と少し違っているだけです。経営課題解決に向けてお客様と伴走する中で、困りごとを相談していただける関係性を築くことは、これからも変えることはないと思います。

佐藤:そうやって直接お客様の声をうかがって、お客様にとって本当に価値あるサービスを提供できれば、もしかすると想定以上に成長できるんじゃないか──そんな風に考えています。

新しいことを楽しもう!
楽しんだ先に成長が待っている

そのビジョンの中で、どんな方に働いていてほしいですか?

渡邊:何事も面白がって挑戦して、成長しようと思っている方がいいですね。「やってやるぞ」っていう上昇志向を持った人が組織にいると、規模が大きくなっても会社のポテンシャルは変わらないと思うんです。

佐藤:そうですね。落ち着いた組織にしたいなあ、という思いもあるんですが、つい新しいことをはじめちゃうんですよね(笑)。もともと創業時からチャレンジを面白がるメンバー(社員)が多くて、新しいことにためらわずに飛び込む社風があると思っています。もちろん、楽しいことばかりではなくて大変なこともあります。それも「不安はあるけど滅多にないチャンスだ」ととらえて、お客様や仲間と一緒に乗り越えていこうと思ってくれる人は、ロボフィスですぐに活躍できると思います。

渡邊:スキルは後からでも身に付くんですよね。未経験でも、うちにはしっかり学べる体制も整っているので、前向きな気持ちが大事だと思っています。

佐藤:実際、多くのメンバーが未経験・異業種からチャレンジしてくれていますが、何人もマネージャーとして活躍していますよね。ありがたいことに、メンバーの皆さんから経営について色々とご意見をいただくことが多いですし、反映もしていっています。どれだけ規模が大きくなっても、頑張れば何かが返ってくる組織でありたいですね。

役員対談の様子

最後に、記事をご覧の方へメッセージをお願いします。

佐藤:先ほども渡邊さんが言っていたように、スキルは後から身に付きます。もちろんロボフィスではRPAや最新のデジタルツールの知識を身に付けられますが、それ以上に色々な経験ができるんです。さまざまな業界の業務内容に触れて、企業課題を直接うかがい、一緒に解決していく──こういった経験はどんな業務も受け止める土台になりますし、これからのビジネスでスキル以上に大きな武器になると思います。また、お客様から直接「ありがとう」がいただけるので、モチベーションも高く保てる環境でもあります。
ずっとビジネスの最前線で働けるスキルと経験を身に付けたい方は、ぜひエントリーしていただきたいですね!

渡邊:クライアントの課題解決とともに、会社組織を一緒に作っていきたい方は活躍していただけると思います。ロボフィスはまだまだ発展途上な会社ですので、経営に携わるチャンスはたくさんあります。一緒に会社をより良くしていこうと考えられる方のご応募をお待ちしています。